古いエアコンは電気代が高い?買い替えで年いくら節約できるか試算してみた【2026年版】

わが家はエアコンを3台まとめて買い替えました。20年前のものが2台、10年前のものが1台です。室外機の音がうるさくなってきたのがきっかけでした。 古いエアコンと最新機種の電気代差は年間1万円以上になることも。

エアコンの寿命と買い替えサイン
標準使用期間は10年
メーカーが定める「標準使用期間」は多くの機種で10年とされています。ただし実際には15年・20年以上使い続けるご家庭も多く、故障するまで使い続けるケースも珍しくありません。
こんな症状が出たら買い替えのサイン
- 室外機の音がうるさい:コンプレッサーや内部部品の劣化
- 冷えるまでに時間がかかる:冷媒ガスの劣化・圧縮効率の低下
- 異臭がする(カビ以外):内部部品の焦げ・劣化
- 電気代が急に増えた:効率低下により消費電力が増加
- 修理費用が5万円以上:買い替えた方がトータルでお得

古いエアコンと最新機種の電気代比較
省エネ性能は大幅に向上している
エアコンの省エネ性能の指標は「APF(通年エネルギー消費効率)」という数値で表されます。数値が高いほど省エネです。
年間電気代の計算式:定格冷房能力(kW)÷ APF × 年間使用時間(h)× 電気単価(円/kWh)
- 20年前の機種 → 最新機種:年間約13,500円節約(1台あたり)
- 10年前の機種 → 最新機種:年間約4,200円節約(1台あたり)
※いずれも2.2kW機種・年間1,200時間使用・電気代27円/kWhで試算
※2.2kW機種・年間1,200時間・27円/kWhで試算(例:2.2÷3.0×1,200×27≒23,760円)
20年前のエアコンと最新機種の差額
- 20年前の機種(APF約3.0):年間電気代 約23,760円
- 2025年製最新機種(APF約7.0):年間電気代 約10,183円
- 差額:年間約13,500円の節約
1台でこの差なので、2台買い替えれば年間約2万7,000円の節約になる計算です。
ただし、これは機種の性能どうしを比べた計算です。わが家が3台を買い替えたあと、電気代の明細の数字は動きませんでした。実際の請求額は、使う量だけでなく電気の単価にも左右されます。試算どおりに下がると決めてしまわず、目安として見てください。
10年前のエアコンと最新機種の差額
「まだ壊れていないけど、買い替えた方がいいの?」と思っている方向けに試算します。
- 10年前の機種(APF約5.0):年間電気代 約14,256円
- 2025年製最新機種(APF約7.0):年間電気代 約10,183円
- 差額:年間約4,200円の節約
わが家が買い替えた3台のうち、1台がこの10年前にあたる機種でした。残る2台が20年前のもので、3台まとめて頼みました。

買い替え費用と回収期間の試算
エアコンの購入・工事費用の目安(2026年)
- スタンダード(6〜8畳):65,000〜100,000円程度
- 上位モデル(6〜8畳):115,000〜170,000円程度
- 上位モデル(14〜18畳):170,000〜230,000円程度
回収期間の試算(20年前の機種と比較)
- 買い替え費用(スタンダード):約80,000円
- 年間節約額:約13,500円
- 回収期間:約6年
10年使えば約5万5,000円のプラスになる計算です。

6年で元が取れるというのは、計算上の話です。わが家の明細では、買い替えのあとも電気代は横ばいのままでした。回収期間の試算は、あくまで機種の性能から出した数字だと考えてください。
それでも、わが家は買い替えてよかったと思っています。運転音が静かになり、部屋の温度も安定しました。夏の過ごしやすさが変わったからです。電気代のためというより、古くなって調子が気になったら替える、というくらいの気持ちがちょうどよいと感じています。
買い替えに迷ったときの判断基準
「修理 vs 買い替え」の目安
- 修理費用が5万円以上:買い替えた方がトータルでお得
- 製造から10年以上:部品の廃盤リスクあり。修理しても次の故障が近い可能性
- 製造から15年以上:電気代の差額だけで数年以内に元が取れる。買い替え推奨
20年前の機種は、修理を依頼しようとしても「部品がない」と言われるケースがほとんどです。わが家もそうでした。
「今すぐ vs 買い時を待つ」の目安
エアコンが一番高くなるのは7〜8月の真夏。安く買いたいなら時期選びも重要です。
買い替えのときに確認すること
①部屋の広さに合ったサイズを選ぶ
エアコンのカタログには「適用畳数」が書かれていますが、以下の場合はワンサイズ上を検討しましょう。
- 日当たりが良い部屋・南向き
- 鉄筋コンクリートのマンション(熱がこもりやすい)
- キッチン近くで熱が発生しやすい
②工事費込みの総額で比較する
本体が安くても、工事費が高い業者もあります。「本体+工事費込みの総額」で比較するのが鉄則です。古いエアコンの撤去・処分費(3,000〜5,000円程度)も別途必要になります。
エアコンの取り付け・取り外し工事は必ず専門業者に依頼してください。自分で行うと冷媒ガスの漏れや転落事故の危険があります。高所での作業になるため、無理に手を出さないほうが安全です。
③省エネ基準達成率・APFを確認する
「省エネ基準達成率100%以上」「APF6.0以上」を目安にすると、電気代を抑えやすくなります。
📝 まとめ:買い替える前に決めておく3つのこと
お店に行く前に決めておくと迷わない、3つのことだけ書いておきます。
- 修理で使い続けるか、買い替えるかを決める。目安は修理費用が5万円以上なら買い替えです。製造から10年以上は部品の廃盤リスクがあり、15年以上なら電気代の差額だけで数年以内に元が取れます
- いつ買うかを決める。7〜8月は品薄・高値で、工事が1〜2か月待ちになることもあります。3〜5月か10〜11月に動くと、値段も工事の予約も落ち着いています
- 何を基準に比べるかを決める。本体の値段ではなく「本体+工事費込みの総額」で比べます。古いエアコンの撤去・処分費(3,000〜5,000円程度)も別に見ておき、省エネ基準達成率100%以上・APF6.0以上を目安にします
20年前の機種からスタンダードモデルに替えると、電気代の差は年間約1万3,500円。買い替え費用約8万円なら約6年で元が取れる計算でした。ただし、わが家の電気代は買い替えのあとも横ばいです。数字が変わったのは料金より、夏の過ごしやすさのほうでした。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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